1~1000の世界。

東京ゆにわOPENに向けての

応援のお声もたくさん頂き、ありがとうございます。

 

まだ正式なオープン日は決まっていないので

決まりましたらお知らせしますね。^^

 

ここ最近も、ゆにわが担う役目について

タイムリーな話題が飛び込んできましたので

そのことについてゆにわ流メルマガで書かせて頂きました。

 

最近はよく「ちこさんのメルマガ、ブログには載せないんですか?載せてくださいよ。」

 

と言われることも多いので、

 

ブログにあうように編集しつつアップしていこうと思います。

 

 

********************

 

 

つい先日、ゆにわで行った、

 

ビジネスセミナーの直会(懇親会)の席にて。

※GT主催ではありません。

 

 

 

社員食堂ゆにわを使った、約40名の大直会でした。

あるテーブルでお客様から質問を頂き

仕事の話から始まって、次第に話のテーマは「食」に。

その方は、「変わりたい」という思いはあるものの

「食」よりも「仕事」の方へ意識が偏ってしまいがちで

 

その「変わりたい」と「食」とが、あまり結びついていないようで

「僕は別に、ファーストフードでも全然平気なんで…」

 

という調子でした。

 

要するに

 

”速くて、安くて、うまい”

 

なら中身はなんでもいいかな~、ということを言われていました。

 

 

 

私がお答えしたのは

「大きなことを成し遂げようとする前に

毎日、自分のカラダに取り込む小さな積み重ねから

見直すことが大事ですよ」ということ。

 

 

社会毒いっぱいのごはんを食べていたら

働き方も、考え方も、根本的にはなかなか変われませんからね。

すると、お話する中であるお客様がこう仰いました。

 

 

「ぶっちゃけ、健康な食事をとることに対して

いっつも思うんですけど…」

というフリがきましたので

「そういうものだけを食べていくのって

生きにくくなりませんか、ってことですよね~?」

と返すと

「そう!生きにくくないですか!?」と。

つまりは、

「そこまで食べるものにこだわって

制限していたら、生きにくくないですか?」

という問いかけです。

 

 

私はその問いかけに

すかさず、質問を投げ返していました。

「逆にそうしないと

もっと、生きにくくないですか?(笑)」って。

 

 

 

実はこのことは、ゆにわを10年以上続けてきた中で

何度も、何度も、もう数えきれないくらい

問いかけられてきたことなんです。

 

 

きっと、口には出さずとも心の中で

「食が大事なのはわかるけど

そこまでするのって大変だよね…」

と思われている方も、多いと思います。

 

 

この問いかけに対して

私の中には、ずっと煮詰めてきた答えがあります。

その日は、お答えしていくうちに、

全体に向けてお話する形になり

直会の席が、神様ごはんスクールのようにセミナーさながらのあっつい雰囲気に(笑)

その内容を今回、ここでもお伝えします。

*  *  *

確かに、食べるものを選ばずに生きていても

一見、困ることはないと思います。

どこへ行っても、気軽に何でも食べられるし

食事にかける手間もお金も最低限で済むし

普通に「おいしい」と満足できるものは手近にたくさんあるし…。

だから、その方は現状と比べてみたら

食べ物にこだわるのが

窮屈そうに感じられたのでしょう。

でも、率直に言わせていただくと

もしこの世に、1~1000までの世界があるとしたら

1~10くらいまでの狭い世界しか見ていないから

そのように感じてしまうのだろう、と思うのです。

私たちは1~1000までの世界を知ったうえで

自分の食べ方、ライフスタイルを

“選んでいく”ことが大事だと考えています。

 

 

1~10の世界しか見ずに選んでいるのは

本当の意味で選んでいるとは言えず

何者かによって“選ばされている”という方が

正しいような気がしてなりません。

 

一般人の耳に届く情報のほとんどは

世の中のハイアラーキーの上の方から意図的に流される

宣伝であり、扇動(せんどう)ですから

それをもとに、なにげなく自分の食べるものを決めていたら

もはやそれは、催眠にかかっているようなもの。

 

 

“催眠”なんていうとこわ~く聞こえますが

いやいや! 脅しでも何でもなく

さもカラダにいいように宣伝されている食べ物が

実はものすごく心身に悪影響なものだったり

ダマしの食は溢れかえっていますからね。

 

 

パッケージだけはキレイで

いかにも原料にこだわっていそうな加工食品も

裏の表示を見たら‥

着色料、酸化防止剤、PH調整剤、

イーストフード、ショートニング、

ゲル化剤、保存料、亜硝酸Na、香料、乳化剤

甘味料(アステルパーム、スクラロース、サッカリン)

などなど、自然界にはまったく存在しない

化学物質のオンパレードだったり。

 

 

キャリーオーバーといって

原材料には含まれているのに表示が免除

されていることもあったり。

 

 

それによって、遺伝子組み換え食品も、

知らず知らずのうちに口にしていたりするのです。

 

 

添加物の安全性は動物実験である程度

確認されただけで、人体にどんな影響があるか

本当のところはわかっていません。

 

 

私たちが実験台にされているようなものです。

人が添加物をとった時の微妙な変化

アレルギーやココロへの影響などは無視されていますし

何種類もの添加物を一緒に食べたときの

相互作用については、まったく確認されていないのが現状です。

ひとつの加工食品に、何十種類もの化学合成された添加物が

使われていることなんてザラにありますが、

それらがお腹の中でどんな化学変化を起こすかわからないのです。

 

 

人のカラダは偉大ですから、それでもちゃんと命はつないでくれますが

代償として、失われているものは、たくさんあると思うのです。

近年のアレルギーの急増や、ココロの問題も、無関係ではないでしょう。

そのような食の実情をリアルに知ったうえで

自分の家族や、目の前の大切な人に

どんなものを食べて欲しいか?

 

 

そう考えたときに、取捨選択が生まれるのは自然なことでしょう。

普通に添加物を気にせず食べていたら

平均で年間約7kgもの添加物を食べることになったり

家畜や虫でも食べないような化学製品を

平気で人が食べていたりするのです。

 

 

しかも、そういったものを食べても

だんだんと人の身体は慣れていってしまうので

もう限界というところまでいってはじめて

病気になったり、心を病んだりして

やっとその危険性に気がつくのですから、なお、タチが悪いと思います。

そんなアブナイ食べ物が溢れて

子ども達もみんな当たり前のように食べているのに

それを許容している世の中の方が、ちょっと異常だと思いませんか?

異常なことが、さも普通であるかのように思わされている…

これを“催眠”と言わずして、何といいましょう。

社会がつくりだした、立派な催眠です。

その催眠にかかったままで

「別に、今のままで十分」と言うのではなくて

いったん、そういう催眠をとっぱらって

1~1000までの世界を知ることが大事。

巷にあふれる加工食品やファーストフードから

高級食材を贅沢に使った3ツ星レストランから

自然食、マクロビオティック、ベジタリアン食、

ダイエット食や、あらゆる食事療法も

いろんな世界があります。

 

 

知ると、見える世界が変わりますから。

「知る」といっても、単に情報を集めるだけで

「へぇ~、そういう世界もあるんだ」と頭で学ぶだけでは

本当に「知った」とは言えません。

 

 

実際に食べてみて、続けてみて、

自分のカラダで感じてみてこそ、

本当の意味で「知った」と言えるのです。

 

 

実際に、大学受験塾ミスターステップアップの生徒さんたちも

一年間、ずっとゆにわのごはんだけを食べ続けていくうちに

勉強だけでなく、食の偏差値もかなり高くなります。

 

 

受験が終わってみると、もう味覚から変わっているんですね。

一年前は大好きだったはずの、

お菓子やパン、インスタント食品、ファーストフードなども

良くないものは自然とカラダが拒むようになっていたり。

(その感覚も維持していかないと、また戻ってしまいますけどね。)

 

 

1~10までしか知らずに

選んだつもりになるのではなく

1~1000まで知ったうえで

今の自分が選びたいものを選ぶ。

これが大事。

ただ、みんながみんな

1~1000までを片っ端から体験するのは

なかなか大変なことだというのも、わかります。

だから、1~1000までを体験した上で

その中から、ベストな選択だと思うものをお伝えしているのです。

…とはいっても、私自身も、

塾長(北極老人)から本当の食を教えてもらったから

ここまで辿り着いたわけで ^^

自分の足だけで、歩んできたのではありません。

 

 

その北極老人がしてくれたことを

また同じように、多くの方々に伝えられたら…

という思いで作った場が「ゆにわ」なのです。

ですので、とにかく「ゆにわ」のごはんを食べて

感じて頂けたら、それが一番の近道!

今の私たち(皆さま)が生きているのは「選べる時代」です。

だから、あえて選んでいる。

ただそれだけ。

それが不自由だとか、

制限されているというようには感じません。

ちゃんと理由があって選んでいますからね。

奇(く)しくも、この問いかけを頂いたのは

参議院選挙の当日でした。

未来の世の中を決めるのは、選挙の日の投票だけではありません。

日頃、なにげなく選ぶもの、買うものすべてが一票と同じ。

いくらいいものを作っても、

求める人がいなかったら、世の中には残っていかないのですから。

私は一生懸命にいいものを作ろうとしながら

それだけで生計が立てられなくて、

自分たちの生活がままならなくて、

子どもの養育費が足りなくて、

求める人が少ないせいで、涙ながらに、

道を断念した方々をたくさん知っています。

 

 

そうやって泣く泣くお店を畳んだ

名もなき名店の最期も、数多く見てきました。

最初はきれいな心で、みんなのためを思って始めたけれど

自分たちの生活を守ることに困窮するあまり

だんだんと、純粋な想いから遠ざかってしまう方も…。

そういう現実を見るたびに、心が痛くて

こんな世の中、なにかおかしい

どうにかしたい!

自分には何ができるの??

考えました。

 

 

一人でできることなんて、限られています。

でも、一人から始めないと、何も変わらないのも事実です。

みんなが何を求めるかによって

社会がつくられていくのですから、みんなに責任があります。

選挙だけでなく、一番大切なのは日常のお金の使い方です。

政治も、経済も、マスコミもつながって

利権で動いている世の中ですから。

 

 

だからこそ、催眠の中で選ばされるのではなくて

 

 

ちゃんと真実を自分で知って

誰から買い、どこから買い

何を食べ、どう循環させるのか、

それを選んでいくことが必要だと思うのです。

 

 

同じ商品を買うにしても、

わざわざ足を伸ばしてでも

多少お値段が高くても、あの人から買いたい、とか。

ゆにわの食材の仕入先、農家さんだって

すべて、そのような目線で吟味しています。

あの農家さんに、がんばって欲しい

その純粋な想いを、次に繋いでいきたい

そう思ったら、ささやかな応援になればという思いで

たくさん仕入れて、たくさん使って

多くの人に、その美味しさを知って欲しいと思って

その食材が最高に輝くようにと、調理させて頂きます。

 

 

その美味しさの中には、生産者さんの魅力も、努力も、一緒に含まれています。

そのことを、知って頂きたいのです。

そして、一人ひとり、選んで欲しい。

もちろん、私たちの「ゆにわ」だって

求める人がいてくれるから、今ここにあるわけで…

求める人がいなくなったら、消えてなくなってしまいます。

けれど、私は一冊目の著書『いのちのごはん』に

このように書かせて頂きました。

「人々にとって、“ゆにわ流”というものが

あたり前になる日がくれば、

ゆにわ流という言葉そのものが使われることもなくなるでしょう。

それこそが、私の真の願いです」と。

世の中のあたり前を変えていくのは

一人ひとりの行動であり、言葉であり

毎日の小さな“選択”の積み重ねです。

私は、

ゆにわに食材を提供してくれる生産者の方々、

ゆにわに食事に来てくださる方々、

セミナーなどに参加してくださる方々

ご縁をいただいた皆さまと一緒に未来を選んでいって

今の世の中に、一石を投じたいと思うのです。

 

 

 

私だって、その気になれば1~10のものを食べて

生きていくことだってできます。

もし、添加物たっぷりのものしか食べるものが無い!

なんて時代や環境におかれたら、それを食べて生きることもできます。

現に、高校生までは普通に食べていましたから。

けれど、肌も心もボロボロになった受験生時代

北極老人が作ってくれた、たったひとつのおむすびに

私は救われました。



お米、水、塩。

たったそれだけの小さなおむすびには

とてつもない光が詰まっていて…

食べた瞬間に、それが自分の中に

ぱぁーーっと広がるのを感じました。

そう、これだ!

このおむすびが食べられたら

もう何があっても幸せでいられる。

いつも笑っていられる。

この光が、みんなに必要なんだ!

って、心の奥で叫びました。

大学生になってからは、自分でお金を貯めて

北極老人おすすめのレストランに食べに行ったり

さらに広い世界に触れることになりました。

高級なお店もあれば、自然食もあったり。

その中には、特別な食材でなくても

作っている人のお心の良さが、

優しい味ににじみ出ている素敵なお店もあれば

自然食をうたって食材にはこだわっているけれど

どこか違和感を感じるような雰囲気で、素直に美味しいと思えないお店もあったり。

本当にいろいろ、行きました。

 

けれど、私の人生を変えた

あのおむすびが秘めた“光”に

勝るものはありませんでした。

だから、自分たちが立ち上がって

その光を伝えていこうと決めたのです。


そんな光のごはんが、お店でも、家庭でも

たくさん生まれて、ずっと残していけるように

そんな願いを込めて、ちょっと踏み込んで書かせていただきました。

 

 

 

すこしでも皆さまの日常で、反映してみてください。

 

 

 

最後に。

 

その日の会場は、みなさんとても真剣に聞いてくださっていて、

 

全体が納得されつつ

 

そういう世界もあるのか、もっと知っていこう、知っていきたい

 

という雰囲気でした。

 

 

でもこういったことは実際に食べ続けてみて、

 

初めて変化を実感できるものなので

 

理屈ではどうもずれますし、なかなか一度でお伝えできることではありません。

 

これからの、みなさまの選択次第、とも思っています。

 

ただ、そのセミナーの中には

 

すでにゆにわに毎日のように通われている方もいらっしゃったので、

 

やはりそういった方々が体も心も変わっていった経験を語られたりして

その変化を身近でありありとみていると

 

「よし、自分もやってみよう」と意気込んでいる方も

多かったように思います。^^

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