つづきです。
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その“根っこ”にあるのは、
日本人が古来より大切にしてきた、古神道(こしんとう)にもとづく生き方です。
その古神道の世界に伝えられてきた秘密、
いわば、「ゆにわ」の料理の源流にある生き方や考え方を
ダイレクトにお伝えしているのが、GT主催のセミナーです。
講師は何名かいますが
羽賀ヒカルは、占いやスピリチュアルの分野
万福たけしは、健康の分野
小田真嘉さんは、ビジネスの分野を担当して
それぞれの目線から、お話しています。
「ゆにわ」という店名も、古神道の言葉である「斎庭(ゆにわ)」から頂戴したものです。
この言葉の意味は「神様をお迎えする場所」。
「御食事ゆにわ」の店内は、神社を模(も)しています。
それは単に、見た目をそっくりに似せているだけではありません。
わたしも、店に立つスタッフもみんな、「ゆにわ」という店は、本気で「神社」だと思っています。
その意識はオープン以来、ずっと変わりませんし、今も育(はぐく)んでいるものです。
名だたる神社と同じように、そこは神性な空間。
自分たちはさながら、神域を守る神主(かんぬし)さん、巫女(みこ)さんです。
ですから、どこかの神社にお参りするときだけが、特別な一日ではなく、
朝起きて、自分のお店に向かういつもの日常が
私たちにとっては神社参拝そのものなのです。
そんな訳もあって、ゆにわを離れて、どこかの神社にお参りに行くことは、実は滅多にありません。
「ゆにわ」の役割を守る以上、スタッフが易々(やすやす)と、その場を離れることはできないからです。
しかし今年の年末ばかりは、12月5日~6日の伊勢神宮参拝ツアーに、
私も同行させて頂くことになりました。
今回の参拝は、今年で10年目となる「御食事ゆにわ」にとって
それだけ重要な節目になると感じているからです。
私たちが、神社にお参りするのは、自分たちの日常をアップデート(更新)するためです。
ちょうど、スマホやパソコンのソフトが古くならないように
定期的に最新バージョンにアップデートする感じといいましょうか。
年末の参拝は、いわば一年の総決算であり、神様へのご報告です。
神社参拝をしても、しなくても
日頃から、神様にお仕えする気持ちは変わりませんが
参拝を機に、あたらしいテーマ(生きる指針)を頂くのです。
そういった理由があり、この2日間[12月5日(土)~12月6日(日)]は、
「御食事ゆにわ」を臨時休業とさせて頂くことになりました。
誠に勝手ではございますが、これも、「ゆにわ」が本当の「斎庭(ゆにわ)」であり続けるための大切な儀式だということで、
ご理解いただければ幸いです。
ゆにわの開運料理は
いくら料理の腕を磨いても、いくら良い食材に恵まれても
ずっと育んできた空間の助けがなければ、決して作ることができません。
ですから、空間を守り続けることが、私たちの使命だと思っています。
店内に一歩、足をふみいれるだけで
心が穏やかになったり、ピンと背すじが正されたり
悩みが吹き飛んだり、運が良くなったりする‥
そんな、神様がいるとしか思えないような空間を。
今回の伊勢神宮参拝を通して、御食事ゆにわの料理も
またひとまわりも、ふたまわりも、進化させていくつもりです。
私は著書『いのちのごはん』の締めくくりに、ひとつの夢を書きました。
それは、この世の中から、「ゆにわ流」という言葉がなくなること。
「ゆにわ流」は、私たちの専売特許ではないと思っています。
どなたでも実践できる、食への向き合い方であり、ライフスタイルであり、生き方そのものです。
その姿勢が、日本中で当たり前になったら
もう、「ゆにわ流」という言葉は役目を終えて、必要なくなるでしょう。
正直に申しますと、『いのちのごはん』を出版した当初(6年前)は
そんな未来は、ずいぶん先のことなんだろうなと
遠く遠~くにある、途方もない夢のように感じていました。
けれど、今年になってからです。
その流れが、変わってきたのは。
ぽつりぽつりと、いろんなところに植えてきた種がいっせいに芽を生やしたように
「いっしょにゆにわを広めていきましょう」
「私にできることなら、何でもお手伝いします」
そんなお声をかけて頂く方が、たくさん名乗りをあげてくださるようになり
ゆにわ流を広める仲間の輪が、だんだんと広がりつつあるのです。
それは、先日のゆにわメルマガにてお届けした
「ちこの開運お手紙シリーズ」でも、書かせて頂いたとおりです。
(まだお読みでない方はこちらをどうぞ。
http://greatteacher.jp/uniwa/kaiunletter.pdf)
まるで点と点とが光の架け橋でつながって
日本中に、「斎庭(ゆにわ)=神様が降りる場所」ができていくみたいに。
そんな流れに乗って、今年の伊勢神宮参拝は
“お客様向け”のイベントとして開催するのを、終わりにしました。
そう、これまでは、
お客様向けのイベントとして伊勢ツアーを開催して
私たち身内では、また別の日に年末の参拝をしていました。
でも今年は違います。
私たち一門が向かう伊勢参拝に「一緒について来てもらう」という感じです。
ですから、心構えも、参拝準備も、すべてGTの基準に合わせてくださいね、という、
かなり敷居(しきい)の高い内容になっています。
私たちが実践してきた神社参拝を、そのまんま、感じてもらおうと。
そういう、試みなのです。
私たちがいつもするように
参拝の前には、夜中から伊勢神宮の秘密を語り
伊勢神宮の開門と同時に、早朝参拝します。
メインの語り手は羽賀ヒカルと、小田真嘉さんですが
今年は私をふくめ、他のスタッフが何名もご一緒します。
このブログをお読みの方の中にも、お申し込みされている方がいらっしゃいます。
伊勢で、お会いできますね。
ぜひ、ゆにわ流を実践するひとりとして、その代表選手になったつもりで、ともにお参りしましょう。
このツアーは、一般的なイベントと比べてみると、参加費がとても高額です。
説明補足なしでは、
きっと、びっくりされる方もいらっしゃるでしょう。
けれど、それだけの価値がある体験をして頂けると思っています。
今回の参拝は、普通の神社参拝ではありませんし、ましてや観光目的のツアーでもありません。
いつもの場所を「斎庭(ゆにわ)」にするための、大切な儀式なのです。
『神様ごはん』では、ご自宅の台所に神様をお迎えするために、日常で実践できることを
初めての方でも、できるだけわかりやすいように書かせて頂きましたが
いわば、この参拝ツアーは、その「真髄編」とも言えるでしょう。
まだお申し込みは可能ですが、お部屋にも限りがございますので
定員になり次第、受付は終了となります。
ご一緒して頂ける方は、お早めにお申し込みくださいね。
伊勢神宮参拝ツアーhttp://greatteacher.jp/ise-tour/
私はふだん、“食”という観点からしか、あまりお話することがありませんが
いつもそのベースにあるのは、古神道に伝わる、日本人の美しい“感性”です。
だから、本当の神社参拝ができる人は、しぜんと、食べる人が幸せになる料理が作れると思っています。
その逆も、またしかりです。
参拝は、12月5日(土)~12月6日(日)。
もう早いもので、あと1週間となりました。
今回はご一緒できない方も、神社の神様を、ご自宅の台所にお迎えするような気持ちで
改めて日常を大切に、過ごすようにしてみてください。
この度の参拝をつうじて、あなたのところにも
神社の光が届くことを祈って、書かせて頂きました。
いつも応援ありがとうございます。
(長文、お読みいただき、ありがとうございました。)
P.S
年末はおもちつきもやりまっす!^^
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